私の勤務地の最寄り駅に雀がいる。 いや、基本雀は日本中どこにでもいるかもだが、私の勤務地の最寄り駅の雀(←長っ)はそこらの雀とちと違う。 というのも、 恐らく奴(←もちろん『私の…(中略)…駅の雀』の事)は頭がいい。 どういいかと言うと、 恐らく奴は自分を可愛く見せる方法を熟知している。 思えば最初に奴と出会ったのは一月以上前。 土曜出勤の帰りに駅のホームで電車を待っていた時に奴はホームに降り立った。 で、ホームのベンチに座っている人々の側にちょんちょんと小躍り(?)で歩み寄っては、座っている人の目を『じっ』と見つめた。 それも足元からわずか15センチくらいの距離から。 相手が目を逸らすと、相手の目線の先へと小躍りで移動して、やはり相手の目を『じっ』と見つめる。 恐らく奴の狙い(?)は『ベンチに座っている人が食べている食べ物』かと思うのだが、奴と二回目に遭遇した時には、奴は大胆にもベンチでサンドイッチを食べているおじさんの隣のベンチに飛び移り、驚いたおじさんに 『どわぁっ!』 と叫ばれ、オーバーアクションで追い払われていた。 で、三回目の遭遇を果たした今日。 奴はやはりベンチでサンドイッチを食べているお兄さんの足元に舞い降り、小躍りでお兄さんの目線の先へと割り込み、足と体をうんと伸ばしてお兄さんの目線をひきつけようとしていた。 しかしお兄さんはというと、『ふいっ』と反対側を向いてサンドイッチを食べ続け、奴はというと、『ふいっ』とお兄さんが向いた先まで小躍りをして滑り込み、お兄さんの視線をひきつけようとしていた。 体をぴんと伸ばして、小首をこくりこくりとかしげてみせる。 ……あな、可愛い……。 と思いながら私は奴を見ていたのだが、奴が見つめているお兄さんはそうは思わなかったみたいでサンドイッチを綺麗に食べ終わると食べたゴミをベンチに打ち捨てて(←マナー悪っ)やってきた電車に乗り込んでしまった。 いくらホームの明かりがあるとはいえ、辺りはもう暗い時間なのに頑張るなぁ……。 奴を見てそんな事を思うのは私だけなんだろうか? ともあれ、奴の可愛い仕草を見て、残業帰りの疲れが若干軽減したともさ。 だがしかし! 何をおいても一番に可愛いのは我が家の一人息子たるぴぃちゃんなんだけどね。 ←親バカ。
by id-from-bc
| 2007-08-28 23:46
| 日常
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