会社帰り。 花屋の側を通りかかった時、一人のオジサマがまさにその花屋へと入っていった。 何気に観察していたら、そのオジサマは花屋の店員さんに一言。 『バラを下さい』 当然、対する花屋さんはこう返した。 『花束で、でございますか?』 するとオジサマはこう言った。 『今日はカミサンの誕生日なんすよ』 はい、花屋さんと会話噛み合わず。 誰にあげるかという事は分かるものの『花束』なのか『アレンジメント』なのか『それ以外』なのかが分からない。 当然、花屋さんは辛抱強くこう返した。 『花束で、でございますか?』 ←二度目。 するとオジサマはやっと理解し、 『一輪だけバラを下さい』 と言った。 しかも(ここで勘のいい人にはもうバレてるとは思うけど)そのオジサマは何と! 『黄色いバラを一輪下さい』 と言ったのさ。 まさしく『ちょい待ちベイベェ』で『すご~い、すご~い。やっぱ君すごーいよ~』ってなチョイスだった。 はい、黄色いハンカチならば『幸せ』だけど(?)、黄色いバラの花言葉は 嫉妬。 人に単品であげるのはどうよって気もしなくはない。 きっとオジサマは花言葉をご存じない。 きっとオクサマは黄色が好きなのかもしれない。 だがしかし、 黄色いバラは……ねぇ。 一瞬、そんな事を思ったりもしたが、恐らく(今までの店員さんとの会話の流れから察するに)お花を買い慣れていないであろうオジサマが綺麗にラッピングされたバラを一輪持って帰ったとしたら……寄り道もしないで持って帰ったとしたら……私がオクサマならやっぱり喜ぶかも……なんて思った今日この頃。
by id-from-bc
| 2008-06-23 23:57
| 日常
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